浜田山のマンション街(魚眼レンズを買いました)

2011年9月にキヤノンのEF8-15mm f/4L Fisheye USMという新発売の魚眼レンズを購入しました。最初のうちは、像がひどくゆがむため、苦労しましたが、しばらく使ってみると、目が慣れたせいか、それほど違和感がなくなりました。最近では、通常は魚眼レンズをカメラに付けて持ち歩くようになりました。このページの写真はすべて、その魚眼レンズで写したものです。上の写真は、東京の渋谷と吉祥寺を結ぶ、京王・井の頭線の浜田山という駅の近くに数年前に建設されたマンション街で、レンズ購入直後に写したものです。同じ高さの低層マンションが並んでいるのはけっこう壮観です。ただ、価格が高すぎるため(1平方メートル当たり100万円以上はします)、まだ売れ残りがある感じがします。

下の写真は同じくレンズ購入直後に新宿中央公園で写したものです。右側の遊具は実際には曲がっていませんが、私はそれほど違和感を感じなくなったため、そのままにしました。

下の写真は、東京の地下鉄丸ノ内線の中野坂上駅の駅ビルの裏の公園で写したものです。

幸いなことに、adobe Photoshopという画像処理ソフトには、レンズ補正という機能が付いていて、カメラとレンズの機種を指定すると、ゆがみを補正することが可能です。上の写真を、このソフトで処理したのが下の写真で、元の写真の端が切れたり、周辺部の解像度がやや低下している以外は特に問題のない画像だと思います。

下の写真は、東京・赤坂のTBSのとなりの、赤坂サカスという英語で書くと、"akasakasakasu" と、a、s、k の繰り返しで、えらく読みづらくなる場所で写したものです。

下の写真は、TBSの横の階段です。正面の高層ビルが赤坂サカスに含まれる、赤坂Bizタワーです。

この魚眼ズームレンズの発売は、2010年12月の予定でしたが、2011年7月までずれ込みました(震災の影響もあったかも知れません)。焦点距離8mmから15mmのズームレンズで、希望小売価格が15万円と高価ですが、それなりの性能を備えているようです。魚眼レンズには、全周魚眼(前方の180度が円形の画像に写る)と対角線魚眼(対角線方向が180度の広がりを持った長方形の画像が写る)の2種類があるのですが、35mmフルサイズのカメラ(35mmフィルムまたは同じ大きさの撮像素子を使うデジタルカメラ)の場合、8mm側で写すと全周魚眼になり、15mm側で写すと対角線魚眼となります。ただ、全周魚眼の画像は丸いため、あまり実用的とは言えないと感じています。このレンズのもう一つの魅力は、最短撮影距離が15cmとマクロレンズ並みであることです。この特徴のため、ごく近くの植物と景色をパンフォーカスで(つまり、画面全体に焦点を合わせながら)写すことが比較的容易です(2012年12月12日)

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