円山公園の桜

円山公園というと京都のものが有名ですが、札幌市中央区の円山公園は都心から2km強のところにある、面積が68.7ヘクタールもある広大な公園です。写真右手が標高226mの「円山」で、円山の麓の公園なので円山公園と名付けられたようですが、山の名前はこの地域が明治4年(1871年)に京都にならって、円山村と名付けられたためだったようですので、やはり京都の円山公園と関係があるようです。京都の円山公園同様、ここも札幌では桜の名所ということになっています。このページの写真は、2013年の5月中旬の桜が満開の日に写したものです。桜といっても、ここの桜は山桜が中心らしく、ソメイヨシノが中心の本州の桜の名所とはかなり趣を異にするようです。

お花見もやや控えめという感じがしました。

円山公園と隣接する北海道神宮の参道にもさくら並木がありました。


ここも公園内の坂下野球場(通称、坂下グラウンド)で、野球の試合中でした。

この桜は数少ないソメイヨシノのようです。

札幌市の地下街は直線距離の合計が南北約1.8km、東西約1.2kmとかなりの規模ですが、2011年に完成した札幌駅と地下鉄大通り駅を結ぶ「札幌駅前通地下歩行空間」(全長約520m)は、幅が20mと広いにもかかわらず、両側に店舗がほとんどなく、地上の中央分離帯に明かり窓が設置されていて、地下まで光が差し込むところがユニークだと思いました。最近札幌市を訪問して思うのは、地上を歩いている人が少ないということです。この通路の完成で主要な建物が地下でつながることになるため、ますます地上は閑散としてくると思います。

上の滑り台は、ブラック・スライド・マントラという、イサム・ノグチの彫刻作品です。大通り公園にあり、彫刻作品であるにもかかわらず、子どもに人気の滑り台のようです。札幌には、イサム・ノグチの遺作とも言える「モエレ沼公園」という巨大な公園がありますが、この公園については「標高62mの人工の山」をご覧ください(2015年2月8日)。

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