夜のレマン湖

86年6月にスイスのジュネーブに行ったときに、レマン湖にせり出した桟橋(パキ防波堤)から20秒くらいの長時間露光で撮ったものです。光の柱に見えるのは、高さ145mの巨大な噴水です。中央右寄りに見える一番高い建物が、サン・ピエール寺院です。この寺院はカルヴァンが1536年から1564年までの間、説教をしたという、宗教改革ゆかりの寺院で、カルヴァンが使った椅子も残されています。その関係もあって、宗教改革記念碑という大きな記念碑がバスチョン公園に立っています。ジュネーブには、ルソーの生家もあるほか、世界労働機構(ILO)、世界保健機構(WHO)、赤十字国際委員会、国連ヨーロッパ本部(パレ・デ・ナシオン、戦前は国際連盟の本部だった)など多数の国際機関が集中しています(2000年6月11日)。

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