成城池の木もれ日

新宿から小田急線で15分のところにある「成城学園前」で降りて、200mくらい線路沿いに戻ると、仙川に出ます。左に曲がって川沿いに(北西向きに)150mくらいいったところから見える池です。この池は、成城学園の敷地内にあり、「成城池」と呼ばれ、世田谷区民が選んだ世田谷百景の一つに数えられているそうです。2002年8月に仙川沿いを散歩というか、風景ハンティングをしているときに見付けました。ドーナツ形のこの池の中島でボーイスカウトがキャンプをしているようでしたが、都会の中とは思えない雰囲気がありました。

仙川をさらに北西向きに30分ほど歩くと、祖師谷公園というかなり広い公園があります。この公園にある都営のテニスコートには、よく出かけることがあります。下でご紹介する写真はいずれも、2003年6月に撮ったものです。

祖師谷といえば、ご記憶の方も多いかと思いますが、世田谷一家殺人事件の現場がこの公園内にあります。これは、2001年12月31日午前10時50分ごろ、東京都世田谷区上祖師谷3の会社員、宮沢みきおさん(当時44歳)方で、宮沢さんと妻泰子さん(当時41歳)▽長女にいなちゃん(当時8歳)=区立千歳小2年▽長男礼(れい)君(当時6歳)=区立上祖師谷南保育園=の一家4人が、首を刺されるなどして死んでいるのを、隣家に住む泰子さんの母(当時71歳)が見つけたという事件で、2003年6月現在未解決です。この公園内には、かつては多数の住宅が建っていたのですが、公園の拡張に伴って、だんだんと移転が進み、まだ残っている家は、山の中の一軒家みたいな感じになってしまいました。

右手のお宅が、事件現場となった宮沢みきおさん宅で、左が、奥様のご両親のお宅のようです。

現在でも、お宅の前には、パトカーが止まっていて、立ち入り禁止になっています。

家の裏側には、奥様が開かれていた塾の看板がまだ残されていました。事件が一日も早く解決することを祈っています(2003年6月22日)。
 

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