セントメリー大聖堂前のスケートリンク

シドニーの中心部は、ロンドンの金融街同様、「シティー」と呼ばれているようです。オペラハウス、ハーバーブリッジ、サーキュラー・キーなどが集中しているロックス地区より南側(陸側)に位置します。上の写真は、シティーにある、ゴシック様式のセントメリー大聖堂の前で2010年6月に撮影したものです。6月はオーストラリアでは冬なのでスケートリンクができていたようですが、ゴシック様式の大聖堂の前にスケートリンクを作るというのは、いかにもアウトドア好きのオーストラリア人好みという感じがしました。聖堂は奥行き107m、尖塔の高さ74.6mと、パリのノートルダム大聖堂(それぞれ128mと96m)に匹敵する規模で、内部もヨーロッパの大聖堂のような感じがしました。

この教会は、オーストラリアでのカトリックの中心となる施設のようで、2008年6月には現教皇ベネディクト16世が公式訪問したそうです。オーストラリアは、元イギリスの植民地で、現在でもイギリス連邦に属しているにもかかわらず、Wikipediaに載っていた2006年の国勢調査のデータによれば、ローマ・カトリックの信者の比率が25.8%と、聖公会(イギリス国教会)の18.7%を上回っていたようです。

下の写真は、大聖堂に隣接する「ハイドパーク」です。日本の公園よりも大分大きな木が茂っている感じがしました。

下の写真はクイーンビクトリア・ビルディング(Queen Victoria Building, QVB)というショッピング・センターの内部です。ジャルパックのガイドの方によれば、かつて、ピエール・カルダンは、ここは世界で一番美しいショッピング・センターだと形容したことがあったそうです。確かに、建設が1898年で、100年以上経っているビクトリア様式の建物に、200以上の店舗が入っているのは壮観でした。

最上階の中央通路の北の端には、Yama Japanese cafe rastaurantという日本料理店がありましたが、内装はほかの店と同じでした。ウエイトレスはワーキングホリデーで2週間前からシドニーに来ているという若い日本女性でした。シドニー中心街で日本食が食べたくなったときにお勧めです。

(2010年8月22日)

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