パークハイアット東京から見た雨雲

新宿副都心の南西の端にあるパークハイアット東京という高級ホテルの51階のラウンジから2015年8月14日に写した写真です。かみさんの知り合いのピーターさんが、このホテルの最上階(52階)にある「ニューヨークバー」で演奏されるというので聞きに行った帰りに写したものです。ホテルは新宿パークタワーの39-52階に入っていますが、遠くからでもよく見える屋上の特徴的な構造が左側に写っています。中央の暗い部分は新宿中央公園で右側に一番高く写っているビルが東京都庁の第一本庁舎、その右手前が第二本庁舎です。ちなみに、新宿パークタワーも都庁と同じ丹下健三氏の設計であり、「どことなく都庁舎と似ていることから、「第三都庁舎」と揶揄する(やゆする、からかう)人もいる」と上にリンクしたwikipediaに書いてありました。当日の天気図を見ると低気圧が4つも発生していて、天気図の説明によれば「湿った空気や上空の寒気の影響で北海道から関東を中心に雨雲や雷雲が発達した」そうです。雲がかなりの速度で流れる不思議な天候でした。

上はニューヨークバーでの演奏ですが、左端がピアニストのピーターさんです。ピーターさん(Mr. Peter St. Ledger)の演奏は非常におしゃれで、秋吉敏子やMJQのジョン・ルイスと通じるところがあり、日本ではあまり聞くことができない演奏だと感じたため、ニューヨークに行った気がしましたと演奏後に申し上げると、ニューヨークには行かれたことがないので分からないという意外なお答えでした。ちなみに、ピーターさんはオーストラリアのご出身で、ニュー・サウスウェールズ音楽大学のジャズピアノ科を卒業されたあと、オーストラリアではテレビ番組にレギュラー出演されていたこともあり、シェリル・クローと共演したり、日本でも「筑紫哲也のNEWS23」でホーリー・コール(映画『バグダッド・カフェ』の主題歌「コーリング・ユー」が非常に有名)と共演したことがあるほか、小野リサの「BOAS FESTAS」の「Let It Snow, Let It Snow, Let It Snow (E O Amor, E O Amor, E O Amor) 」のアレンジ・演奏も手がけられたそうです。東京都杉並区のトムズ・ランゲージ・スクールでピーターさんから直接ピアノの指導を受けることも可能です。

天井が高くで日本離れした場所でした。ちなみに、アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した、ソフィア・コッポラ監督の「ロスト・イン・トランスレーション」という2003年の映画では、ホテルのシーンがこのホテルで撮影されました。ただし、客室は最低でも45㎡以上の広さで、177客室のうち23室がスイーツで、宿泊費は5万円以上するため残念ながら一生泊まれそうにない気がします(2015年2月8日)。

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