高円寺の阿波踊り

毎年8月下旬に開催される東京都杉並区の、「東京高円寺の阿波踊り」は、踊り手が1万人、観客が100万人に達する杉並区最大のイベントで、当日は会場となる道路の両側は観客でびっしりになります。踊り手をすぐ近くから見られるのが最大の特徴で臨場感満点です。そのためこの写真を写した2016年8月28日には、この場所で興奮した観客の1人が何か問題を起こしたらしく、警官と警備員に両脇を抱えられて連行されていきました。

個人的な感想としては、踊り手の皆さんは年間を通して練習されているらしく、踊りの水準は趣味のレベルを超していると思います。第1回目が1957年だったため、もう61回も開催されているという歴史の長さも、技術の高さを支えているように思います。

参加しているグループ(連)は中核となる「高円寺阿波おどり連協会」所属の30連に加えて、東京都内だけでなく、関東全域から参加した一般参加の80連や徳島県から参加した連もありました(2016年の場合)。

下の写真は踊り終わった皆さんが帰宅するために新高円寺駅に向かって歩いているところです。なぜ踊り手の皆さんと分かるかといえば、女性のキャリーバックの中に女踊り用の笠(「編み笠」と呼ばれているようです)が二つ折りにされて入っているのが分かるためです。

踊りの後は高円寺一帯の各所でパーティーが開かれていたため、夜中まで賑わっていました。

(2018年4月29日)

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