ヴェネチアのクルーズ船

2019年5月にイタリアのヴェネチアを訪問した際に、サンマルコ大聖堂の鐘楼(高さ96mの塔)の上から写した写真です。ヴェネチアの昔ながらの町並みの向こうにクルーズ船が少なくとも6隻は停泊していたのは非常な驚きでした。港はサンマルコ寺院の西側約2~3kmに広がっていました。写真の一番左側の塔がカルミネ教会(Chiesa di Carmine)の鐘楼で、同じくらいの距離と高さで右側に見える教会の塔(先端がクルーズ船と重なっています)は聖パンタロン教会(Chiesa di San Pantalon)の鐘楼です。旅行中重さ1.5kgの望遠レンズを運んでいたかいがありました。コロナウイルスの影響で、おそらく現在ではクルーズ船はあまり停泊していないのではないかと思います。

サンマルコ大聖堂の鐘楼から大運河を見下ろしたのが上の写真ですが、これだけの船が走っていてよく衝突しないものだと感心しました。

大運河の写真の左手前に写っているドウカーレ宮殿2階の大評議室を写したのが上の写真です。幅25m、奥行き54m、天井高15.4mで、欧州全体でも有数の広さを誇る「部屋」だそうです。正面の絵はティントレットの「天国」で、油絵としては世界最大だそうです。

大運河沿いのサルーテ(Salute)という水上バス乗り場の近いに建物の玄関には彫刻が置かれていました。確かめたわけではありませんが、おそらくシンガポールのフラワードームにあった彫刻と同じブルーノ・カタラノ(Bruno Catalano)というフランス人の彫刻家の作品とみられます。


ヴェネチアン・グラスの博物館(ガラス工芸博物館)やガラス細工の多数の工房が集まっているムラーノ島にも行ってみました。運河沿いの道にはガラス細工の店が並んでいますが、一歩中通りに入ると観光地とは思えない、のんびりとした感じの島でした(2021年2月28日)。

「風景写真アルバム」に戻る 最初のページに戻る