三菱東京UFJ銀行がキャンペーンのメールをスパム業者から発信
私が利用しているASAHIネットというプロバイダーは「自動的にスパム(迷惑メール)を判定し、お客様のASAHIネットメールアドレスへの配送を防いで」くれる「おまかせスパムブロック」というありがたいサービスを提供しています。このサービスのおかげで、毎日300通近く届いているスパムメールやウィルスメールは自動的に「迷惑メールフォルダー」に送られ7日後に自動的に削除されるため大助かりで、ASAHIネットの利用開始以来これまで17年間に、私のPCがウィルスに感染することはありませんでした。このサービスを利用すると、スパムメールが一般のメールに分類されることはあっても、一般のメールがスパムメールに分類されることは、ごくまれ(半年に1回以下)にしか起こりません。ただ、安全のために、週に1回くらいは「迷惑メールフォルダー」の最初のページだけをチェックすることにしています。
2013年3月11日頃に、「迷惑メールフォルダー」をチェックしたところ、三菱東京UFJ銀行が発信人となったメールが入っていました。なぜ、スパムと判断されたのかと調べてみると、このメールはメールの文面では発信者は三菱東京UFJ銀行のアドレスとなっていましたが、メールのタグに載っている本当の発信者のメールアドレスは最後が(・・・・@bma.mpse.jp)となっていたため、A-CAREというスパム業者が発信したものあることが分かりました。ただし、私はこの時点で、このメールをすぐに削除したため、記録は残っていません。
このことを今日(13日に)電話で三菱東京UFJ銀行に確認したところ、最初はそんなことはあり得ないという話だったのですが、何人目かの方から、確かに、その業者を利用していて、私が受け取ったのは、三菱東京UFJ銀行が発信したものであるという回答が得られました。さらに、この発信の方法は当分変更する予定はないとのことです。
日本最大の銀行が、キャンペーンのメールとはいえ、スパム業者を使うというのは驚きです。さらに、少なくともメールアドレスはスパム業者に提供されているわけですから、インターネット・セキュリティーに無頓着であると考えられても仕方がないのではないかと思いました。
また、ASAHIネットで「おまかせスパムブロック」を利用されている方や、他社で同様なサービスを利用されている方は、三菱東京UFJ銀行のキャンペーンのメールを見逃す可能性があることにご注意ください。私の記憶によれば、そのメールには円をドルに交換する手数料が1ドル5銭と書いてあったようなので、問題のメールを直接私に送っていただけないかと、同じ電話でお願いしたところ、キャンペーンのメールを再度送ることはしていないというお話でした。こういうのを殿様商売というんでしょう。(2013年3月13日)。
・最初のページに戻る